飛行艇が見たい

５／５　広島は朝から雨だった。岩国に行こうかフラワーフェスティバルを見るか少し悩み、
そして岩国へ行ったわけだが、これが今回の旅の元になるとは思わなかった。
岩国へ着くと天候は回復基調。ここ名物の救難飛行艇US-1Aが地上展示されている。

US-1Aとは海上自衛隊所属の救難飛行艇で岩国がねぐらだが、
東日本の災害救助用に厚木にも出張している。
非常に低速で離発着でき、波高３ｍまで運用可能とされている。
小笠原諸島で急を要する病人が発生すれば厚木から飛び羽田へ着陸することもある。
飛ばないのか質問すると「朝、新型のUS-2が飛んだ」この時後悔したのは言うまでもない。

要するに飛ぶところを見たい。
ネットを見ていると”じゃぶじゃぶ”とか言うらしいが、飛行艇が飛び立つシーンがみつかった。
場所は、大村航空基地。つまり長崎空港だ。　5月に行われる基地の公開にはほぼ毎年訪れ、
海上への離着水をするらしいことがわかった。それによると前日に着水するらしい。
今年は６／１に実施・・・長崎便はまだ残席がある。
土曜日の朝一便で長崎入り。着水を撮って長崎市内へ。翌日は離水を撮るということにして
雨の降る東京を出発した。
東京は雨だったが、長崎は晴れている。

空港に着くとまずはロケハン。対岸が見える。
ヘリが飛び交い始めた。明日の練習か？
500mmレンズを取り付け撮影を始めると、P3Cが編隊で進入してきてブレイク。
もともとはプロペラ旅客機がベースなのだが凄い迫力だ。

軍用機の撮影になれない私は上手く撮ることができない。

しかしそのときだけで、後は何も飛ばなくなってしまった。
ネットを見ると、飛行艇は前日に到着してしまったらしい。

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ところで、基地祭の情報がほとんど手に入らない。
しかたないので大村市行きのバスに乗って情報収集へいくことにする。
やっと駅前でポスターを見ることができた。

それによると最寄り駅は二つ先の竹松駅らしい。（しかしこの列車本数が少なすぎ）
シャトルバスは８：００から30分おき。ヘリコプターの体験飛行は８：３０から整理券配布。
そこまでわかれば充分。
長崎へ戻ろうと思うのだが、次の列車まで30分以上ある。
徒歩五分位の所にある大村バスターミナルから長崎行きがあると思って向かうが、
バス便はまったくない。寂れている感じだ。
白ポストがさらに昔を思い起こさせる。

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草がさびれた感を強くする。
2両編成のディーゼルにのり、長崎まで1時間ほどの汽車旅。
車内は部活の高校生で満員だ。