ソウル日帰り-後編

ビルは新しいが、雰囲気はまるで一昔か二昔の秋葉原のような町。
龍山電子街。ここではカメラのレンズを冷やかす。日本製のレンズなのだが、
韓国モデルは240万W、日本モデルは190万Wだという。
違いは保証だそうだ。韓国モデルは韓国国内で保証が効くが、
日本モデルはダメ。でも日本モデルは日本で効くという。そりゃあたりまえ！
円換算では確かに安い。日本モデルを購入したいが、腑に落ちない点もある。
canonは日本国内販売品は国際保証なので韓国でも通用するはずなのだ。
気になって保証書を見たいと言えば「ない。でも大丈夫・問題ない」などと…大丈夫なわけがないじゃないか。お断りをした。
他の店でも大体同じ。保証書なしで大丈夫なもんか
店構えは秋葉原の雰囲気なんだが、こんな出鱈目なことやっていて良いんだろうか？

---

龍山から梨泰院まで一回乗り換えればいけると思っていたのだがそれは新龍山。
梨泰院は次回に廻すことにしてソウル駅へ移動。
駅の手前で電車の灯が消え、送風機の音も消えてしまう。
まるで停電になったみたいだ。やがて復活。一瞬事故かと思ったが、周りは全く動じていない。
帰国後調べたら電気方式の切り替え、東京近くだと常磐線の取手－藤代にあるのと同じ。
こんな都心近くまで高圧架線なのか…とちょっと驚く。ソウル駅で下車し、明洞までお散歩。
消失した南大門
この時点でもう4時近い。明洞までの道すがら、カメラ店を冷やかす。
こちらは全て韓国モデルだが値段は230万から220万w。龍山より安いのと信用がおけそう。
龍山は信用がならない。展示品を箱に詰めて渡そうとするし…。ここは箱は店の奥から持ってくるようだ。しかし韓国モデルの保証がわからない。
カメラを置いてきたので、動作確認もできないから、怖くて買うことができない。
日食までにはそろえたい機材だがどうしようか…
日本国内では25万円くらいする。USの通販では＄１７００程度。う～ん
（後日、日本国内にて逆輸入品を16万円弱で購入。 それは日本国内で免税店を営む企業の保証とメーカー保証付き。 そのメーカー保証書にしっかりこの保証は韓国国内のみ有効と英語で書いてあった）

やがて明洞地下街。前に作った眼鏡屋さんを探す。
ちょっと歩いて、ふと横を見るとあった！
2001年のデータが残っている。器械で測定するとそれと度は変わらない状態でいる
新規に作るのだが、2万wほど高いレンズを勧めてくる。でも普通ので良い。
（2000円程度のことなんだけどね。）
時間がないので日本への送付を依頼する。今の物の修理は今度来たときにしよう。
2泊3日の初日に来れば十分な時間がとれるだろう。

この時点で5時近い。あとはスーパー巡り。
ソウル駅にロッテマートがあると聞いていたので行く。
日本のスーパーに似ている。現地のキムチとか買いたかったけど、種類があって迷ってしまう。
結局土産はウケ狙いで日本で売っている飲み物の現地バージョンを購入。
レジで後ろのおじちゃんが圧力かけてくる。何を急いでいるのか知らんが迷惑だ。
ちなみに、支払いはカードが使えます。サインは暗証番号でなく、タブレットみたいな物にするんですね。

地下鉄に乗り来たときと逆で金浦空港へ向かう。
帰りは金浦発の便で、７：２０までにチェックインすればいい。
かなり余裕を見込んで6時にソウル駅を出る。空港着は6:50前後だったか。
JL8834はKALのカウンターでチェックインするように掲示されている。
エコノミーのカウンターには列が・・・JGC特権を使わせてもらい、
ビジネスのカウンターでお願いする。と・・・・・・・隣からおばちゃんが
荷物がどうのこうのと言って割り込んでくる。
別の人を呼ぶまで手続きは一次中断
「今日はビジネスの座席をご用意いたしました」係員が日本語で言う。
たしかに事前にビジネスクラスであるはずの二階席がYに開放されていたので
指定してあるが、わざわざ言うことなのだろうか？

？？？？の中、渡された搭乗券には「C」の文字が・・・
これが噂に聞いたインボラｕｐですね。いいんですかねぇ？ ソウル→東京　Ｃクラスだと50万ｗ程度でしょ。 今回のチケットはソウル発東京経由札幌行きの往復で80万wしない。申し訳ない感じですね。ラウンジの場所もしっかりと案内してくれる。JALとKAL、しっかり協定が結ばれている感じ。
スカイチームとワンワールド一緒にならないかなぁ。ここのラウンジは出国前のKALラウンジ。地方の国内サクララウンジと同じくらいかな。

辛ラーメンのカップ麺があったけど、さすがに
軽食にしましょう。
機内食は日本橋ゆかり監修高級空弁。なかなかおいしいです。見栄えも春らしくて良い感じ。
日本酒も飲んで満足。↓JALHPより

東洋美人という酒らしいが、ラベルが違ったような気もするなぁ。綺麗な味で好みです。
大吟醸ということだが、もう少し冷えているとうれしかったな。（贅沢）

ちなみに行きの空弁は
写真はJALHPより
そうこうしているうちに飛行機は木更津から羽田に向けて着陸態勢に入り、
いつもの通り着陸。ただし今日は相当ソフトに降りました。
国際線ターミナルへ到着。降機はCクラスからというアナウンスもありましたが、
まぁ【そんなの関係ねぇ。】方々は通路に押し寄せていましたな。
ああなっちゃうとカーテンで仕切っているだけの通路では手には負えないでしょう。
でもまぁL2ドア直近列であったことと一応優先降機の恩恵を頂き、さっさと降機。
入国審査もさして並ばず、プライオリティタグのおかげで手荷物も問題なく
税関では、後で眼鏡が送られてくることを相談したら、買った物を見せるだけ。
書類をくれておしまい。ソフトムードです。連絡バスに乗りターミナルへ。
今日はモノレール＋JRで帰りましたとさ。
日帰りはやっちゃいけない。もっとゆっくりしたかったというのが正直な気持ち。
一瞬、JALへ電話して翌日の便へ振り替えて、ICHへ電話して泊まっちゃおうかと…
でも、2001年に現地で体調を崩したのがトラウマになっていたのを克服する第一歩。
無理しちゃダメですな。